北村建築設計事務所

キタムラセッケイBlog

自然な暮らし

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長野市街地から数十分、日本の美しい原風景が残る山間の集落に、古民家を別荘として再生するご相談をいただいて、建主さんと一緒に現地を訪れました。

大型の重機など無かった時代に作られた集落は、山の地形に逆らうことなく家が建てられ、自然な風景をつくりあげています。

一般的に古民家の良し悪しを決定する一つの指標として、建てられたのが戦前か戦後かというのがあります。
残念ながら戦後に建てられた民家は経済性優先で、再生に耐えうるほどの堅牢さが無いのが一般的です。

しかし、山間の集落では、戦後であっても地元の家をコツコツと丁寧に作っていた大工さんがいて、ゆっくりとした時間の流れの中で、自然な家づくりが行われて来たようです。

見せていただいた民家も戦後の建物ながら、地元の大工さんによって丁寧につくられ、予想以上にしっかりした造りでした。

建主さんが大切にしている、美しい風景や自然な暮らしを邪魔しないような家づくりのお手伝いをしていけたらと思います。