北村建築設計事務所

キタムラセッケイBlog

「和田の家」ご提案

昨年の夏に行なわれた「広丘の家」の見学会にご来場いただいたSさんご家族

家づくりのご相談をいただいて、昨年末より計画を進め、企画案を提案させていただきました。

敷地は松本市内にある分譲地の角地。背の高い南側隣家が近接しているので、南面の日当りと抜けが得られない状況ですが、前面道路側と東西面には広いオープンスペースが残っているので、これをうまく取り込むことで、光と風を呼び込みことが可能です。

今回の計画は、敷地廻りのオープンスペースを有効に利用し快適な居住空間を得るために、建物を敷地に対して斜めに配置することで、1日の日照・風通し、窓からの眺望を得ることを考えました。

建物を斜めに配置することで出来る、建物廻りの三角スペースは面積以上の広がりが得られ、家の内と外を繋ぐ有効なスペースとして作用します。これは「桜並木の家」「蟻ヶ崎台の家」で実証済み。また、角地に建つ建物の圧迫感を和らげ、街並みに馴染む効果も期待しています。

角地に植えた樹が大きく育ち、街のランドマークになって欲しいなと思います。

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