「長野の民家再生」その後
竣工して5年、都内にお住まいで、長野市内の古民家を週末別荘に再生したKさんのお宅に伺いました。
もともと土間だった部分に床を張ったキッチン。温水式の床暖房が入っています。手作りキッチンは大工さんにつくってもらった台に厨房メーカーに特注したステンレストップ。グローエの混合水栓がカッコいいですね。2槽シンクは大人数での使い勝手も良く、お料理が楽しいとの事です。背面にはこれからオーブンや冷凍庫が組込まれる予定です。
洗面台は大工さん手作りの唐松Jパネルに洗面台をはめ込んだもの。壁天井のサワラ板も良い色になっています。ミラーは埋込式の収納付。簡素な造りでも衛生器具や、金物類はケチらずに良い物を選んでいるので、飽きがこないですね。
工事では耐久性や設備など、必要な部分にはしっかりと手を入れて、民家の良さを失わないよう、「やり過ぎない」ことを心がけました。住みながら手を加えることで生き生きとして来るのが、民家再生のほんとうの面白さです。
Kさん、お忙しいところありがとうございました。