つくり手の想いを込めること
「山形の民家再生」現場。
玄関土間は予算の関係からモルタル塗りの予定でしたが、敷地内にあった古い石をなんとか利用できないか、現場監督さんに相談したところ、監督さん自ら施工してくれた結果は見事な出来映えに。
昔からあったような自然な仕上りで、建主さんにも喜んで頂けました。
昔の屋根瓦や石積み等もそうですが、材料の精度も便利な道具も無かった頃、不揃いの素材を工夫して丁寧に作り上げたものには、工業製品にはない、つくり手の想いが感じられ、美しさを感じます。
この投稿にコメントをいただきました。Comments(2)
Commented by あおぞら at 2010-06-06 08:17
北村様
「使えるものは工夫して使おう」って、大切な考え方ですね。
今はお金を出せば、何でも買える時代なので、
私たちの生活の中には便利グッズがあふれています。
でも、子どもたちを見ていても、既製品のおもちゃで遊ぶより、
牛乳パックで作った船や空き箱で作ったおうちの方が
愛着があるらしく、大切にしています。
子どものときから「モノを大切にする心」を育てていきたいですね。
そうすれば、大人になって「エコ、エコ」って騒がなくても
自然に、「モノを慈しむ」ことができる素敵な大人になると思います。
北村様はそんな素敵な大人ですね!
PS.最近、ブログがマメに更新されているので、とてもうれしいです!(笑)
Commented by kitamurasekkei at 2010-06-14 22:00
あおぞらさんへ
「本当に誠意を持って造った物は本物だという感じを受けます」尊敬する建築家の言葉です。
こんな風にありたいものですなあ。
「本当に誠意を持って造った物は本物だという感じを受けます」尊敬する建築家の言葉です。
こんな風にありたいものですなあ。