丸太を磨く。-間伐材を利用した簡易磨き丸太-
「庭と暮らす家」は来月の上棟に向けて、大工さんの刻みも最終段階に入っています。
休日を利用して、建主さん御家族と一緒に、外部に使う丸太柱の皮剥き作業に行ってきました。
コストを押さえる目的もありますが、既製品の「磨き丸太」ではあまりにも綺麗過ぎるので、今回は間伐材を利用した簡易磨き丸太を使う計画です。
一般的に「磨き丸太」というと、お座敷の床柱で使うような京都の北山杉磨き丸太と言われる、手間ひまかけて育て上げた優等生。
皮も専門の職人さんが丁寧に木へらで剥いて、最後は砂を付けて丁寧に磨きあげて作るそうです。
今回は、桧の間伐材なので節もあれば傷もある丸太材ですが、出来るだけ、丁寧に仕上げて下品にならないようにするのが最終目標です。
手で取れるだけ荒皮を剥がして、さらに鉄ヘラを使って丁寧に甘皮を剥いていきます。
最後は色々実験した結果、キッチン用のスチロールタワシで丁寧に磨きあげて完成です。
やってみるとかなり根気のいる作業で、皮剥きではなく正に磨き仕事。
休憩の度に、買った方が安かったですねと弱音を吐いてしまいますが、もう後には引けません。
素晴らしい出来上がりを信じて、来週末も柱を磨きます。