「広丘の家」
昨年末の「山辺の家」見学会でお会いしたIさんご家族。
年明けに家づくりのご相談をいただいて、ご要望等を伺いながら構想を煮詰めてきました。
先日、企画案を提案させていただき大きな方向性が確認できたので、これから仕上げや仕様等、基本的な事を決定する基本設計に入ることになりました。
Iさん、引き続きよろしくお願いいたします。
「広丘の家」
計画地は塩尻市北部の奈良井川河岸上段に位置し、北アルプスを眺望する自然景観に優れた場所となっています。
また、地区計画により建物の過度の建て詰まりを防ぎ、日照・通風等の確保、「みどり」の空間を創出するために道路や隣地境界線から後退して建築したり、空地をとって建築する事が求められています。
敷地は北側及び西側が前面道路に面した角地で、南側隣地は緑地となっているため、日当り・風通しに関して良好な立地条件となっています。
この地に建つ住まいを考えるにあたり、立地条件を活かし、プライバシーを確保しながら風通しの良い開放的な住まいをイメージしました。
角地に位置することから街並みを崩さぬよう、建物のボリュームを抑え、落ち着いた佇まいとなるよう配慮しました。
また、変形敷地を活かし、建物廻りに有効な空地を作り植栽をすることで街並みにとけ込むよう、余白を大切にする設計を心がけています。
ご家族が、自然や街に囲まれて暮らしている幸せを実感できる住まいになればと思います。