「森の見える家」
昨年末にご相談をいただき、これまで構想を進めてきたTさんご家族の家づくり
5月の連休に、ご自宅のある埼玉へ企画案を持って打合せに行ってきました。
敷地内には大きな高低差があり、別荘であればこの傾斜を生かすことも考えられますが、日々の暮らしを営む「日常の住まい」であることを大切にしたいと考えました。
見晴らしや眺望を優先するのではなく、敷地内で一番気持ちのよい、斜面下の平地部分に建物を配置して、地面に近い暮らしの中から、外や季節を感じることの出来る落ち着いた住まいになればと提案させていただきました。
建物をどう配置するかということは、とても難しい判断ですが、建主Tさんにも気に入っていただけたようで安心いたしました。
少しずつ斜面に緑を戻しながら、建主さんの夢であった木々に囲まれた「森の見える家」になるよう計画を進めて行きたいと思います。