ラワン合板を天井に
「桜並木の家」の天井はラワン合板を張り上げ、そのまま仕上げとしています。
合板というと下地に使うイメージがありますが、本物の木を薄くスライスしたものを張り合わせて作られたものなので、本物であることに違いありません。
合板は木の弱点でもある狂いが少なく、大きな面を手間をかけずに作ることができるので、コストを押さえることが可能です。
ただし、紫外線や水には弱く、使い方を間違えると建物の耐久性にも影響が出てくるので、安易に下地などに使うことには注意が必要です。
キタムラセッケイでは、見えない部分や下地に使うことは絶対に避け、見えない部分にこそ、無垢の国産材をどんどん使うべきと考えています。
安いからといって、下地などに安易に使われてきた合板も、そのものの良さを生かす使い方を考えて大切に使う姿勢でいたいものです。
ラワン合板の天井板はこのあと、オイルを塗るとしっとりとした良い表情に仕上がります。
表面は本物の木ですので、経年変化で飴色の落ち着いた表情に変化していきます。