北村建築設計事務所

キタムラセッケイBlog

木組みの家、真壁の家

「庭と暮らす家」は柱梁がそのまま見える真壁造り

真壁の小屋組

「木」で家を作ることを考えた場合、木組みを現した真壁造りというのは、構造や耐久性、素材の特質からも一番無理のない素直な作り方と言えます。

予算の関係もあるので、金物を全く使わないことはなかなか難しいのですが、できる限り「木を組む」という考え方を忘れずに設計に取り入れたいと考えています。

「庭と暮らす家」の軸部は、全てホゾ差し込み栓打ちで、耐力的に必要な部分のみ見えない所に補強の金物をつける方針です。

また、痛みやすい下屋の軸部は本体とは切り離して、メンテや修理がしやすい構造を取り入れました。
これ、昔ながらの土蔵でよく使われている方法。

ハサミ梁形式の下屋

耐久性を考えて、取り入れた丸太柱は修理のしやすいハサミ梁の形式です。