鎧張り(よろいばり)
「森の見える家」の現場では、大工さんの地道な下地づくりが完了して、一気に仕上げ工事が進んでいます。
外壁は、周囲の環境に馴染んで、緑が一層際立つよう、板張り仕上げとする計画です。
上下の板を3センチほど重ねながら、張り上げる「鎧張り(よろいばり)」
水の切れも良く、板に段差があるので、雨水が内部に侵入し難い張り方で、「南京下見板張り」とも呼ばれています。
万が一、板張り内部に侵入した雨水は、下地の防水シートでブロックし、通気層から外部に排出することで、大切な家の骨組みを守る仕組みです。
板に塗装する保護着色剤は、事前につくった色見本で建主さんと検討を重ねましたが、実際に広い面積に塗ってみると、ちょっと印象が変わりました。
2回目の仕上げ塗りでは、少し濃い色を重ねることに変更したところ、グッとしまった良い色合いに仕上がりました。