木製建具の網戸
大きな開口部は全開できると、とても気持ちの良いもの。
開口部に合わせて設計出来る木製建具なら、建具をすべて引き込むことも可能です。
日が落ちると涼しくなる信州では、夜間は網戸にして外気を取り込むことで、快適に過ごすことができます。
網戸は部屋から見た時に外の景色を邪魔しない黒色のネットをオススメしています。
グレーの網と比べると、ホコリが目立ちやすいですが、外の景色も綺麗に見えて網の存在を忘れるほど。
目立たない変わりにうっかりすると網を破ったりすることが多いので、数年前より木製網戸に建主さんが気軽にメンテナンスできる工夫をしています。
通常は網を押縁で止めるので、本職の建具屋さんにお願いしないと網の張り替えが難しいのが現状です。
そこで、建具に溝をつけて、アルミサッシの網戸と同じようにゴムのビートで押えるようにしています。
木は経年変化で痩せてきますので、最初は小さいビート用に溝を切っておいて、将来は太めのビートに取替える計画です。
小さいお子さんのいる家では、網戸の張り替えも頻繁ですが、この方法なら安心してメンテナンスできるので、喜んで頂いています。